高齢者マークの車は追い越し禁止?違法なの?正しい交通ルールを知りたい!

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最近は高齢者マークを付けた車を道路でよく見かけます。

もし仮に、高齢者マークの車を追い越した場合、違法となるのでしょうか。

今回は、高齢者マークの車と追い越しに関する話題を取り上げます。
違法となる場合はどんな時なのか、正しい交通ルールを解説します。

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高齢者マークの車の無理な追い越しは禁止?幅寄せや割込みはやってはいけない!

高齢者マークの車の追い越しや追い抜き自体は禁止されてはいません。

ですので、安全をしっかりと確認して、十分な距離を取って追い越しを
する分には違法ではありませんので大丈夫です。

それでも、高齢者の方にとってみたら、急に車が前方に現れて驚いてしまう
場合もあります。車をしっかり減速させて安全確認を怠らないようにしましょう。

逆に、違法となるケースは、「側方に幅寄せをする」、「前方に無理に割り込む」
となっており、必要な車間距離が保てなくなるような割込みが禁止されています。

また、この交通ルールは高齢者マークの車以外にも、初心者マークや
聴覚障害者マーク、身体障害者マークの車に対しても同じルールが適用されます。

高齢者マークの車に対して、このような無理な追い越しや、幅寄せ、急な割込み
などの危険行為を行った場合、違反者には「初心運転者等保護義務違反」として、
反則金6,000円が言い渡されます。

さらに悪質の場合は刑事処分となる場合もあり、5万円以下の罰金が課されることもあります。

高齢者に対してだけではなく、急いでいる時は神経が苛立ち、つい強引な運転を
してしまうことがあるかもしれません。そんな時こそ、落ち着いて安全運転が
できるように心がけていたいものです。時間と心にゆとりを持たせた、人に優しい
運転ができるように努力してみてください。

高齢者マークは危険な追い越しの抑止力?付けるのは義務?罰則や禁止について!

高齢者マークを車に付けるのは75歳以上と道路交通法で定められてはいますが、
さらに道路交通法附則第22条で当分の間は適用されないと定められています。

また、道路交通法71条の5条3項では、「加齢に伴って生ずる身体の機能の低下が
自動車の運転に影響を及ぼすおそれ」のある70歳以上の者は、高齢者マークを車に
付けて運転するように努めなければなりません。つまり、強制ではなく任意なので、
70歳以上の高齢者が必ずしも高齢者マークを付ける必要はないと言えるのです。

高齢者マークを付けるのは努力義務で、なるべく付けるように呼びかけられています。

また、高齢者マークは75歳以上のドライバー以外が付けても構いません。

20代や30代の若者が高齢者マークを付けて運転しても問題ありません。

例えば、高齢者マークの付いた祖父の車を、息子や孫が運転しても全然
問題ありません。そもそも高齢者マークには初心者同様の保護を受ける
目的があり、危険運転の抑止力にもなります。

一つ例を挙げますが、20歳の若者が高齢者マークの付いた車を運転していて、
無理な幅寄せや危険な割込みをされた場合、相手は「初心運転者等保護義務違反」に
問われることとなるのです。

つまり、高齢者マークを付けることで、初心者と同じ扱いや保護をされることになります。

罰則についてですが、先にも述べたように追い越し自体に罰則はありません。

むしろ円滑な道路の流れを作るためには、追い越し行為が有益となる場合もあります。

高齢者マークの車を追い越す時は、必ず十分な車間距離と安全確認をしてから行います。

もちろん、一般車両を追い越す時にも安全運転を心がけましょう。

まとめ

高齢者マークは他の車に対して危険運転の抑止力にも繋がります。

道路を走っていて高齢者マークを見かけたら、安全運転を心がけましょう。

また、日頃から時間とゆとりを持ち、心優しい運転をしてください。

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