暑い夏の季節にきゅうりを食べると、体の中が涼しくなります。
きゅうりは色々な料理に使えて、食欲がない時でも食べられますよね。
一方で、きゅうりには栄養がない、ビタミンを阻害するなどといった話をよく耳にすることがあります。これは本当なのでしょうか。
今回は、きゅうりの栄養について正しい情報をお届けします。
栄養がないと言われる理由や豆知識なども交えて紹介していきます。
是非参考にして役立ててみてください。
きゅうりはビタミンを阻害するって本当!?食べると健康に悪いの?
きゅうりには、「アスコルビン酸酸化酵素」が含まれており、この酵素がビタミンCの成分を破壊するといわれています。
つまり、生のままできゅうりを食べるのは健康によくないのです。
酵素という成分は熱や酸に弱いという特性があるので、きゅうりを食べる時は熱を通す、塩でもんでから食べるなどの工夫をすれば、ビタミンCが破壊されずに済みます。
きゅうりを生で食べたい時は、塩をふって食べたりするといいですね。
きゅうりを食べる場合、大抵は塩で味付けをしてから食べる、サラダでドレッシングをかけたりする、熱で湯通ししてから食べるなどといった調理をしてから食べるのが普通ではないでしょうか。
きゅうりをそのまま生で食べると体には良くないのですが、私たちが毎日の食事で普通にきゅうりを食べる分には問題ありません。
それどころか、きゅうりにはむくみを解消する効果や、解熱作用、がんの予防、血液をサラサラにして綺麗にするなどといったうれしい効果が数多くあります。
きゅうりは健康に良い食材ですので、控えたりするのはやめて積極的に食べるようにしたいですね。
個人的におすすめしたいきゅうりの食べ方は、漬物や酢の物です。
きゅうりの味付けにお酢や調味料を使うので、酵素をなくし、ビタミンCを効率よく吸収することができます。
酸味があるおかげで、あまり食欲がない時でも食べやすいです。
きゅうりに栄養ないって本当なの?それとも嘘?どっちなのか知りたい!
きゅうりの約90%が水分といわれているのをご存じでしょうか。
またカロリーも少なくて、100グラムあたり約14キロカロリーです。
ちなみに、きゅうりのカロリーの低さはギネス世界記録で「世界でいちばん栄養が少ない野菜」として認定されています。
このような「カロリーが低い」という概念だけが強まってしまい、きゅうりには栄養がないという誤解が広がってしまったのです。
実際のところ、きゅうりには様々な栄養素が含まれています。
むくみを解消するカリウムや、美肌効果がうれしいビタミンC、便秘解消やおなかの調子を整える食物繊維など、様々な栄養素が含まれています。
最近の研究では、きゅうりに含まれる「ホスホリパーゼ」という酵素が注目されていて、脂肪を分解してダイエット効果があると期待されています。
ダイエット中の女性の方は、サラダできゅうりを食べるのがおすすめです。
きゅうりにはシャキシャキとした歯ごたえがあるので、ダイエット中でもしっかりと満腹感が得られるのがうれしいですね。
きゅうりは、カロリー自体は少ないものの、たくさんの栄養素が含まれているので、身体の調子が悪い時にも積極的に食べたい野菜です。
夏バテしてしまった時など、疲労が溜まっている時に食べると身体の内側から元気になってくる野菜です。
きゅうりを使ったレシピは色々あるので、インターネットや書籍などを参考にしてみるとよいでしょう。
まとめ
健康に悪いと思われているきゅうりですが、それは生で食べた場合です。
きゅうりに含まれる酵素がビタミンCを破壊してしまうのです。
この酵素は熱や酸に対して弱いという性質があるので、きゅうりを塩で味付けして食べる、サラダでドレッシングをかける、などといった工夫をしながら食べるようにしたいですね。
むくみや便秘解消、さらには美肌効果まであるので、積極的にきゅうりを食べるように心がけてみましょう。