スプレー缶の中身がまだ残っているのに、押しても出てこないと最後まで使い切れなくて困ってしまいますよね。
中身が出ない原因はスプレー缶のガス圧が落ちているからです。
スプレー缶のガス圧を復活させれば、中身が出るようになります。
今回は、中身が出ないスプレー缶を復活させる方法を紹介します。
是非参考にして役立ててみてください。
中身がたくさん残っているスプレー缶を復活させる!どんな方法なの?
まず結論から言ってしまうと、スプレー缶を完全に復活させるための「正しい方法」というものは、残念ながら存在しません。
これから紹介するのは、「一時的にスプレー缶の中身を復活させる方法」です。
あくまでも、その場しのぎの方法として役立ててみてください。
スプレー缶から中身が出なくなる原因は大きく分けて2つあります。
まず一つ目の原因は、スプレー缶の温度が低くなっているため、ガス圧が落ちてしまい、中身を噴射する力が落ちてしまっているからです。
二つ目の原因は、スプレー缶の噴射ノズルに、中身の液体が固まった状態で詰まっているからです。
これら二つの原因は、スプレー缶の保管方法や復活させる方法を試してみることで、中身が出てくるようになります。
まず、スプレー缶を噴射する前に、40度前後のお湯を洗面器に張って10分から15分程度つけておいてください。
こうすることでスプレー缶のガス圧が一時的に上昇するので、短時間しか効果が期待できませんが、中身が出てくるようになります。
スプレー缶のガス圧が落ちてしまったら、また同じようにスプレー缶をお湯で温めてから使用してみてください。
スプレー缶の噴射ノズルには、中身の液体が残りやすいです。
それを防ぐためには、スプレー缶を使用した後は、逆さまにしてスプレーを1~2回程度噴射するようにしてください。
スプレー缶のガスは補充することができないので、どうしても中身だけでも使いたい場合は、あまりおすすめできないですが、スプレー缶に穴を開けて使うといった方法もあります。
スプレー缶から液漏れしている場合の対処法!事前に防ぐ方法も紹介!
スプレー缶から中身が液漏れしている場合は、復活させる手段がないので残念ですが処分するようにしてください。
スプレー缶の金属部分は気温の影響を受けやすく、膨張と収縮を繰り返すことで、段々と劣化が進んでいきます。
スプレー缶を保管するときは、水回りや湿気の多い場所には置かないようにしましょう。
また、直射日光が当たらない場所に保管しましょう。
スプレー缶の保管場所を守り、定期的にチェックをすればある程度は金属の劣化を防ぐことが可能です。
それでは、スプレー缶を処分する方法を紹介します。
スプレー缶を処分する前に、今自分が住んでいる地域の自治体のゴミの収集の方法について調べてみましょう。
住んでいる地域によっては、スプレー缶の中身が残っているそのままの状態でも、ゴミの袋に「中身あり 危険」などと書いておけば、中身を出さなくても処分できる場合もあります。
スプレー缶の中身を出さないといけない場合は、ビニール袋などに紙類を詰めて、その中に噴射させましょう。
必ず換気の良い屋外で作業するようにしてください。
スプレー缶のガスが漏れてしまい、中身がなかなか出てこない場合は、100円均一などで販売されているガス抜き器具を使うと便利です。
切りや尖ったもので穴を開けるのは危険ですので避けましょう。
火花が飛び散り、火事の原因にもなりますので気を付けてください。
どうしても自分で出来ない場合や不安な方は、消防署やクリーンセンターなどに問い合わせて、処分できないかどうかを確かめてみましょう。
これに関しても、地域の自治体によってそれぞれ異なってきます。
不用品回収業者にお願いするというのも一つの手です。
基本的には、スプレー缶の中身をそのままで捨ててしまうのはNGなのでルールを守って正しい方法で捨てるようにしましょう。
まとめ
中身が残っているのに出ないスプレー缶は、一時的に復活させることはできますが、完全に元に戻すための方法はありません。
スプレー缶をお湯につけて、ガス圧を一時的に上昇させれば中身が出てくるようになりますが、効果は持続しません。
また、スプレー缶は気温の変化などで劣化しやすいので、水回りや湿気の多い場所、直射日光を避けて保管しましょう。
今回紹介した方法を試してもスプレー缶から中身が出ない場合は、思い切って処分してしまった方がよいでしょう。
尚、処分するときは必ず正しい方法を守るようにしてください。