縁起物としてよく使われる門松、お正月になると飾られることがよくありますよね。
実際、私の実家でも毎年門松を用意して、お正月になると飾るという習慣がありました。
縁起物として使われる門松ではありますが、実際にどんな由来があるか意外と知られていません。
門松の由来は、と聞かれてスラスラ答えるのはなかなか難しいですよね。
ですが、お正月に縁起物として飾られるには理由があるんです。
そこで、今回は門松について紹介していきます。
門松を斜めに切る理由とは?由来がある?
縁起物として使われる門松、お正月には欠かせない正月飾りの一つでもありますよね。
縁起よく正月を始めるために必要ですが、意外と門松について知っている人は少ないです。
正月になるから門松が必要といって買ってくる、一種の習慣のようになっている方も少なくないはずです。
歴史が馴染んでいるという見方ももちろんできますが、せっかく使うのであればその由来も知っておきたいところですよね。
ではなぜ門松が斜めに切られているのか、これは門松の由来にも関係してきます。
門松を斜めに切った最初の人物は徳川家康とされています。
歴史の知識がある方ならご存知かと思いますが、徳川家康は三方ヶ原の闘いで武田信玄に敗れます。
この時の絶対武田信玄を斬る、という思いを竹にかけて竹を斜めに切った門松が誕生しました。
それが今でも伝統として伝わっており、門松は斜めに切られているんです。
門松自体の意味としては、目印の役割をしているとされています。
お正月には神さまがそれぞれの家にやってくるとされているので、神さまが家を見つけやすくするための目印として門松を立てる意味があります。
待つ自体にも祀る、という意味とつながるとされているので縁起のいいものなので、正月飾りには縁起がいいということで使われています。
ですので、昔ながらの飾りとして使われることの多い竹ですが、縁起のよさから使われていることも多々あるんです。
縁起物の飾りなどをよく見てみると、竹のデザインや竹自体が使われていることも少なくないので、チェックしてみると面白いかもしれませんね。
門松を斜めに切る理由とは?切り口はほかにも!?
先ほども紹介したように、門松がなぜ斜めに切られているかというと、徳川家康に由来します。
そこから門松のデザインは斜めに切られた竹を使うようになりましたが、それ以外のデザインがないというわけではありません。
実は門松には斜めに切られた竹のデザインのほかに、真横に切られている門松も存在します。
では真横の切り口の竹はどういった理由があるのかというと、真横に切ったのは武田信玄になります。
ですので、切り口の違いは歴史上の人物の違いになるというわけです。
これによって地方によっては真横に切られた竹が使われていることもあります。
歴史上では徳川家康が天下統一を果たしますが、もし武田信玄が天下統一をしていたら門松の切り口は真横が一般的になっていたかもしれませんね。
こういった習慣は歴史の流れが原因のことも多いので、知識として知っておくといいですね。
まとめ
今回のことをまとめると、
・門松は神さまのための目印
・真横の切り口の門松もある
になります。
門松は正月飾りとして欠かせないものではありますが、実はこのような由来がありました。
習慣として使用するのももちろん良いですが、 しっかり意味を知って正月飾りとして使うことも大切です。
意味を理解した上で正月課題として門松を使うようにしてみましょう。