相次ぐ台風に強烈な豪雨、記録的な猛暑、世界を襲う寒波…
近年多発する『異常気象』。
まるで世界の終わりが近づいているのではないか、と考えてしまうことがあります…
異常気象は地球温暖化の加速に伴い、今後も増加する傾向にあると懸念されています。
異常気象を防ぐために、わたしたちにできることは何でしょう?
異常気象の対策法はある?
異常気象の原因である『地球温暖化』は、人間による大量のエネルギー使用、環境破壊が影響して引き起こされています。
私たちが生活を見直し、二酸化炭素の排出を減らす対策に積極的に取り組むことが大切です。身近な省エネから始めましょう。
二酸化炭素削減のために、私たちにもできる対策
・公共交通機関を利用する、エコドライブをする
・入浴は間隔を開けずに入る、節水を心がける
・電源プラグをこまめにオフ(外出時の電気ポットなど)
・冷房・暖房の設定温度を調整する
・省エネ製品を選んで購入
・マイバッグ、マイ箸を持つ など…
二酸化炭素の排出を減らすために、私たちの暮らしの中で行なう長期的な省エネが地球温暖化の防止に役立つのです。
異常気象の原因をわかりやすく解説
エルニーニョ現象
数年に一度発生する『エルニーニョ現象』は近年の異常気象の大きな原因でしょう。
エルニーニョ現象は、南米大陸のペルー、エクアドル沖の広い海域で、海面の温度が平年に比べて高くなる気候変動です。その状態が1年程度続きます。
日本からは遠い地域での現象ではありますが、「世界各地で起きた異常気象は、エルニーニョ現象が影響していた」との見解があります。
エルニーニョ現象が起こると日本では、夏の太平洋高気圧の勢力が弱まり、冷夏になる傾向にあります。しかし近年は猛暑の傾向が続いているので、極端な冷夏にはならないと言われています。
またエルニーニョ現象の発生により冬には、北半球を流れる偏西風が進路を変え、日本付近で北に蛇行します。その結果、関東地方より西では暖冬になる傾向があります。
海水温の上昇
「海」は地球の表面積の7割を覆っていて、大気の約1000倍の熱容量をもちます。
海水温が上昇することにより、蒸発する水蒸気の量も増え、大気の流れに大きな影響を与えます。
大規模な異常気象に繋がるのです。
北極の気温上昇
地球温暖化の進行によって、北極の海氷が減少しています。そのため、北極の気温は上昇しています。
北極の気温が上昇すると、海面における太陽の放射エネルギーの吸収が増し、さらに温暖化が進行します。
北極が暖かくなれば気流が蛇行し、強烈な寒気が南に流れ込み、温かい空気はより北に向かうようになります。
異常気象_まとめ
地球温暖化の進行に伴う異常気象は、今後も引き起こされるでしょう。
気象情報はこまめにチェックして、災害への対策は普段から備えておきましょう!
そして、二酸化炭素の排出を抑えるために自分ができることを考え、実践していきましょうね。
