男性と女性で年齢は違いますが、一生のうちで複数回厄年というものが訪れます。
この厄年に当たる年齢は、身体に不調がでる災難が起る率高いといわれており、1年を無事に過ごすことができるよう厄払いをするという人も多いですよね。
特に、男性の42歳と女性の33歳は大厄と言われており厄年の中でも、災難が起る率が高いと言われています。
こういった厄を払ってもらうよう、神様に頼みに行くことを厄払いといいます。
厄払いは、神社やお寺で行われるものなんですが神社やお寺へお参りをするだけではなくしっかりとご祈祷を受けます。
この時に気になるのが・・・
服装ではないでしょうか?
神社やお寺でご祈祷を受ける機会は、厄払い以外ではお宮参りや七五三などがあります。
こういった時に着物を着用するという人も多いですよね。
では、厄払いのときには着物を着用しても大丈夫なんでしょうか?
そして、厄払いにふさわしい着物の柄はどんなものがあるんでしょうか。
厄払いへ行くときの着物の柄はどんなものが良いの?
厄払いへ行くときに着ものを着ることはもちろん問題ありません。
この時に着る着ものですが、訪問着・付け下げ・色無地がふさわしいとされています。
訪問着や付下げははお出かけやお呼ばれの時などに着る着物で、未婚・既婚関係なく着ることのできる着ものです。
付下げは訪問着と見た目が似ていますが、訪問着よりも気軽に着ることができる着物となっています。
この訪問着と付下げは柄の種類が多く、華やかなものから落ち着いたデザインの物など様々なものがあります。
厄払いへ行くときには、華やかなものではなく落ち着いた色合いの物を選ぶようにしましょう。
オススメの柄はこういったものがあります。
青海波
着物の柄の中でも定番の青海波柄の着物は、縁起がいい文様と言われています。
平穏な暮らしがいつまでも続くようにと言った意味が込められており、厄払いのときに着ていく着物の柄にぴったりなんです。
柄自体が派手なものではありませんが、色が華やかなものにすると派手になりすぎてしまうので着物の色は落ち着いた色合いのものを選びましょう。
鱗
蛇の鱗のように正三角形・二等辺三角形を重ねた文様の鱗柄。
この鱗柄は、厄を落とすという意味合いがある柄なんです。
蛇は脱皮を繰り返すというところから、厄を落として再生するという意味があるんですね。
この柄自体に厄を落とすという意味がありますし、派手な柄ではないため厄払いに着ていく着物の柄におすすめなんです。
厄払いのときには、色無地もおすすめです。
色無地は柄のない着物なので色合いが派手ではないものであれば、落ち着いた印象になり厄払いにもふさわしいといえます。
厄払いの服装のマナーを教えて!
厄払いへ実際に行くと、普段着で着ているという人も少なくありません。
ただし、これは正しい服装とは言えません。
厄払いへ行くときには服装のマナーをしっかりと守るようにしましょう。
基本はスーツ
厄払いへ行くときには男性、女性ともにフォーマルな服装をしていくようにします。
基本的には紺色やグレー、黒色などの落ち着いた色合いのスーツを着ていくのがマナーとされています。
露出はNG
神社やお寺によっては、普段着で祈祷を受けることができることも多いんですがいくら普段着でも大丈夫だといっても露出の多い服装はマナー違反となります。
短パンや、ミニ丈のスカート、キャミソールやタンクトップなどは厄払いのときに着ていくのはマナー違反となります。
そして、夏場に特に注意が必要なのが靴です。
暑いからとサンダルを履いている人が多いんですが、厄払いのときに素足はマナー違反となります。
厄払いへ行くときにはサンダルはNGなので注意しましょう。
派手な服
露出だけではなく、デザインや色にも注意が必要です。
蛍光色やオレンジ、赤などの派手な色合いのものはマナー違反となり、チェック柄や大きくロゴの入っている物、キャラクターの服などは厄払いにはふさわしくありません。
まとめ
厄払いへ行くときに、着物を着ていくのは問題ありません!
ただし、着物は様々な種類があり状況によって着るものが変わってきます。
厄払いの場合には、訪問着・付下げ・色無地を着ていくのがふさわしいとされているので注意してくださいね。
そして、柄や色合いは派手なものは避けるようにしましょう。
厄払いのときには、祈祷中の服装もマナーがあります。
マナー違反になってしまわないよう注意しましょう!