お正月といえば、お飾りの鏡餅を連想する人が多いと思います。
しかし最近は、お正月に鏡餅を飾る人が少なくなってきています。
また、お正月に鏡餅を飾る理由を知らない人が意外と多くいます。
今回は、お正月の鏡餅を下ろすタイミングについて解説します。
また、鏡餅にカビが生えていたときの対処方法も併せて紹介します。
是非参考にして役立ててみてください。
鏡餅を下ろす日はいつなの?関東と関西では異なるって本当?
鏡餅を下ろす日は一般的に1月11日とされています。
鏡餅を下ろしたら、その日に鏡開きも行います。
鏡餅は本来、木槌で叩いて鏡開きをするのが正しい方法とされています。
包丁を使って鏡開きをするのは、間違ったやり方なので気を付けましょう。
小分けにされたお餅が入った鏡餅も、最近ではよく売られています。
最近では小分けにされたタイプの方が主流で人気があるようです。
鏡餅を下ろす日は関東と関西ではそれぞれ異なっています。
関東が1月11日で、関西は1月15日が一般的とされています。
鏡餅を下ろす日は、元々1月20日と全国共通で決められていました。
ここでは詳しく解説をしませんが、鏡開きを世に定着させた徳川家光が、4月20日に亡くなられたことと深い関係があります。
鏡餅を下ろすタイミングは、地域やそれぞれの家庭で異なる場合もあります。
そのことを頭の隅に入れて置くとよいでしょう。
鏡餅を下ろす頃にはお餅が固くなっているので、水をつけてふやかして、お汁粉などにして食べるようにするとよいでしょう。
鏡開きの時に、餅にカビが生えてしまっている場合がよくあります。
食べられないと思い、餅を捨ててしまう人が意外と多くいます。
でも、簡単な方法でカビを上手に取り除く方法があるのです。
次の見出しでは、餅にカビが生えていたときの対処方法を紹介します。
そもそも餅のカビは食べられるの?取り除くにはどうすればいい?
昔の人は餅にカビが生えていたら、包丁で切り落として食べていました。
少しくらいのカビが体内に入っても大丈夫だという考えが強かったようです。
最近の研究では、大量のカビが体内に入ると悪影響を及ぼすことが分かっています。
大量でなければ、カビが体内に入っても害はないというデータもあります。
アレルギーの人や小さな子供の場合は注意する必要があります。
餅に生えているカビは包丁を使って切り落としていきます。
餅が固くて包丁が入らない場合は1~2日程度水につけてふやかしてみてください。
電子レンジで餅を柔らかくする方法もあるのですが、あまりおすすめできません。
カビの成分が電子レンジの中で充満するからです。
カビを取り除いたら、餅は小さく切って小分けにしましょう。
ラップをして冷凍すれば保存ができて便利です。
カビを取り除いた餅を食べる時は、火を通してから食べるようにしてください。
餅にカビが生えないようにするためには、手で直接餅に触れないことや焼酎などのアルコールで毎日餅の表面を拭くなどの工夫が必要です。
鏡開きは通常では1月11日ですが、2~3日早めにしまうなどの工夫も大事です。
天候や部屋の湿度などに気を配り、柔軟に対応するようにしてください。
鏡餅を捨てる場合はしっかりとお清めをしてから捨てるようにしましょう。
方法としては、半紙、白紙、新聞紙を敷き、その上に餅を乗せます。
手を合わせて感謝をしたら、餅の左側から右側、そして真ん中の順に塩を振ります。
お清めが終わったら、そのまま新聞紙で餅を包んで新しいごみ袋に入れます。
その上からさらに塩でお清めをして、最後にごみ袋を閉じれば終わりです。
鏡餅は、どんど焼きと呼ばれる正月飾りを焼く火祭りで処分する方法もあります。
鏡餅を自分で捨てることに抵抗がある人は、どんど焼きで処分するのがおすすめです。
まとめ
鏡餅を下ろす日は、一般的に1月11日だということを解説しました。
地域やそれぞれの家庭によって多少異なり、カビが生えないように
少しだけ早めに片づけることも大事になります。