神社にお願い事をするときには、お賽銭、そして鈴を鳴らしますよね。
お賽銭をして鈴を鳴らして手を合わせる、神社では定番ではありますが、神社によっては鈴がないこともあります。
鈴がない神社とある神社ではどんな違いがあるのかというと、昔からある格式高い神社や、参拝方法が古い神社には鈴が付いていません。
ですので、古くからある神社や大きく格式のある神社には鈴が付いていないことが多いです。
神社によっては鈴の有無が違う、これも意外と気づかないポイントですね。
今回はそんな神社の鈴について紹介していきます。
神社の鈴、あるないに限らず鳴らす必要がない?それとも必要ある?
神社によってある場合とない場合がある鈴、ですが一般的には神社に参拝する際には鈴を鳴らすのが当たり前になっていますよね。
私も神社に足を運んで参拝した場合、鈴を鳴らすのが当たり前になっています。
最近までそもそも鈴を鳴らすこと自体の意味や、必要なのかどうかという疑問すら感じたことがありませんでした。
そんな神社の鈴ですが、実際のところ鳴らす必要があるのでしょうか。
人によっては参拝の際に鳴らすことを忘れてしまい、もう必要ないと考えている人も少なくないです。
私の友人の中には鈴を鳴らさない派の人がいて、その人は伊勢神宮によく参拝していたんですが、そこでは鈴がなく参拝の時に鈴を鳴らす必要がないので、それが習慣になっていたと言っていました。
先ほども紹介しましたが、神社によっては鈴がないところもあります。
これは古い参拝方法を採用している神社になりますので、そもそもの違いがあります。
鈴がない神社の場合は鈴を鳴らすという習慣がありませんので、もちろん鳴らすような作法は必要がありませんが、鈴がある神社は違います。
鈴がない神社は鳴らす必要ないから、鈴がある神社も鳴らす必要がないと勘違いされる方も多いですが、鈴がある神社とない神社ではそもそも参拝方法が違います。
ですので、鈴がある神社では鈴を鳴らす必要があるというわけです。
意外とここを勘違いしている人が多いです。
神社の参拝方法は、鈴を鳴らすことよりもお賽銭と合掌の方に気がいきがちです。
ですが、鈴を鳴らすことも作法の一つに入っていますので、忘れないようにしてください。
正しい作法で参拝するようにしましょう。
神社に鈴がないことも?鈴を鳴らすには理由が?気になる目的とは!
鈴の有無が神社によって違いますが、実はこの鈴を鳴らすことには目的がしっかり存在します。
そもそも鈴を鳴らすという習慣は比較的新しいものになります。
鈴を鳴らす元となっているのは、巫女さんが神楽鈴という大きな鈴を鳴らすことに由来しています。
この鈴を鳴らすという参拝方法を簡単にしたものが、今の賽銭箱の上にある鈴になります。
鈴を鳴らすことによって魔除けの意味があり、参拝する際の清めの意味が込められています。
ですので、鈴がある神社では魔除けや清めのために鈴を鳴らすのが、正しい参拝方法になるというわけです。
賽銭箱の上にある鈴を鳴らす、これが一般的になったのは戦後からなので、それ以降の習慣を大切にしている神社や、戦後に作られた神社には賽銭箱に鈴があることがほとんどです。
ですが、元になった神楽鈴の参拝方法が元々の理由になりますので、鈴がある場合は鳴らすのが正しいです。
伊勢神宮など鈴がない神社によく行く方で、鈴が付いている神社に行き慣れていない方も、鈴が付いている神社では鈴を鳴らすことを心がけましょう。
まとめ
今回のことをまとめると、
・神社によっては鈴がない
・鈴の有無は参拝方法によって違う
・鈴がある場合は鳴らすのが正しい
になります。
一般的な神社には鈴が付いていることがほとんどですので、基本的には鈴を鳴らした参拝方法が一般的です。
鈴を鳴らすことも忘れず、正しい参拝方法を意識してみてください。