家で天ぷらを揚げると、つい作り過ぎてしまって、余らせてしまうことってありますよね。
「衣を残すのももったいないから揚げちゃえ!」って感じになるのもわかります。
でも、食べきれなかった天ぷらは、時間が経つと衣のサクサク感がなくなってしまいます。
美味しく食べられないから捨ててしまう・・・。
これはできれば避けたいことでしょう。
そこで、食べきれなかった天ぷらを後から温め直して美味しくする方法をご紹介します。
電子レンジを使うのか、オーブントースターがイイのか、ポイントを解説します。
天ぷらを温め直すのは電子レンジorオーブントースター?
冷たくなったものを温める時に使う調理家電と言えば、電子レンジですよね。
電子レンジを使えば、余った天ぷらもしっかり温まるのは間違いありません。
でも、電子レンジで温めると、衣がベチャっとしてしまうのですよね。
その原因はラップを使うので、水蒸気を衣が吸ってベチャっとしてしまうからです。
ラップをかけずに温め直しても、レンジの中の水蒸気でシナっとしてしまうので、天ぷらのサクサク感を再現できません。
天ぷらは、揚げたてはサクッとしていても、時間が経つと衣がしんなりしてしまうことがあります。
だから、温め直して食べるのにサクサク感を求めるのは、そもそも無理なことだと諦めてしまう人もいるようですね。
ですが、電子レンジではなく、オーブントースターを使えば衣をサクサクにして温め直すこともできるのですよ。
天ぷらを温め直す時に水をかけると良いってホント?
天ぷらの温め直しはオーブントースターがおすすめというのは、かなり多くの人が知っている方法です。
でも、オーブントースターを使う前に、水をかけるとよりサクサクになって美味しくなるのですよ。
「水なんかかけてしまったら、余計にベチャベチャになってしまうじゃない!」と驚かれる方もいるかも知れませんが、心配ありません。
水を衣に吹きかけると、衣が水分を吸収します。
その状態でオーブントースターに入れて温めると、衣に吸収された水分が蒸発しますよね。
その時に衣に空洞ができるので、サクサク感が再現されるわけです。
水はミストにするとムラなく吹きかけられるので、霧吹きを使うのがベストです。
水を吹きかける時は、霧吹きを10センチほど離して、ムラなく両面に吹きかけてください。
オーブントースターに入れる前に、アルミホイルを用意してください。
アルミホイルを手でクシャクシャっとさせて、あえてシワを作ります。
その上に水を吹きかけた天ぷらを乗せて、1000wなら2分~3分程度加熱します。
天ぷらを入れる前にトースターを加熱して、一気に水分を蒸発させるのがポイントです。
天ぷらのサクサク感を長持ちさせるコツとは
天ぷらは、揚げたての熱々が一番美味しいのは間違いないですが、サクサク感さえキープできれば、冷めても美味しく食べられます。
でも、自宅で揚げる天ぷらは、サクサク感をキープするのは難しいと感じている方が多いようです。
プロが揚げた天ぷらは、冷めてもサクサクなのにはどんな秘訣があるのでしょうか。
調べてみると、いくつかのポイントが見つかりました。
すでに知られていることですが、衣はさっくりと混ぜます。
泡立て器などは使わずに、箸で手早くサクッと混ぜるのがコツです。
次に衣に少量の上新粉か片栗粉を入れると、サクサク感が増します。
そして、揚げる材料は衣をつける前に、水分をよくふき取ることも重要なポイントです。
揚げた後から水分がしみ出すと。それを衣が吸収してしまうからです。
最後に、揚げた後の油切りもきちんとしましょう。
油が衣をベチャベチャにするのを防げるからです。
家庭で揚げる天ぷらを、どこまで天ぷら屋さんのクオリティに近づけられるのかわかりませんが、ご紹介したポイント参考にして、試してみてください。
まとめ
天ぷらを上手に温め直せれば、少々揚げすぎても心配ないですよね。
オーブントースターにひと工夫すれば、まるでスチームオーブンのようにサクサクになるので、おすすめですよ。