ゴミ出しは自治体によって分別の方法が違っています。
可燃不燃、資源など・・・
しっかり分別をして捨てていても、どうしても毎回捨てるときに困ってしまうものってありませんか?
よくどうやって捨てたらいいのかわからない!と言われているのが、スプレー缶です。
このスプレー缶。容器だけであれば自治体の分別に合わせて捨てればいいと思うかもしれませんが、問題は中身です。
スプレー缶はヘアスプレーや殺虫剤、カセットボンベなど様々な種類があります。
ただこういったスプレー缶は完全に使い切れるものばかりではないですし、どうしても使い切れずに使用期限が切れてしまった!なんてこともあるかもしれません。
スプレー缶が使い切れない時って一体どうすれば良いんでしょうか?
そして、スプレー缶の安全な捨て方についても紹介いたします。
スプレー缶使いきれない時はどうすればいいの?
まずスプレー缶が使い切れない・・・とはいってもスプレー缶の中身は様々なものがありその種類によっても扱いが変わってくるんです。
生活用品
制汗剤、消臭剤などのスプレーは基本的には人に悪影響を及ぼすようなものはほとんどありません。
人に対して使うものなので、悪影響であれば使う事ができないですもんね。
こういったものは中身が残っていた場合は、人がおらず、風通しのいい場所で中身をすべて出し切ってしまいましょう。
塗料
プラモデルの塗装などに使われている塗料は、空中で放出するというわけにはいきません。
ビニール袋の中に新聞紙を入れ、そこへ放出するようにしましょう。
作業を行う時には、出来るだけ風通しの良い場所で行うようにしてマスクを着用し直接吸ってしまわないように注意して作業を行います。
ガスボンベ
バスボンベが使い切れずに残ってしまうという事もよくあります。
一般家庭で使用されているガスボンベであれば、残ったガスは放出することが可能です。
風通しがよく、火気がない場所で作業を行います。
万が一近くでライターなどをつけてしまうと爆発する恐れがあります。
必ず、火気がないことを確認し直接ガスを吸ってしまうことのない様作業を行いましょう。
古いスプレー缶
倉庫の中などに10年以上経つ様な古いスプレー缶が保管されていたという事もあるかもしれません。
こういった古いスプレー缶は、中身に関わらず製造メーカーへ問い合わせをするようにしましょう。
昔はスプレー缶の中身にフロンガスが使われていたこともありました。
これらのものを放出するわけにはいきませんし、中身が変質、缶が劣化している可能性もあるためメーカーにどうすればいいのかを聞くようにします。
スプレー缶の安全な捨て方は?
スプレー缶の安全な捨て方についてですが、まず分別方法については自治体によって違ってきます。
専用のごみ袋に入れる、透明袋に入れる、ゴミ捨て場にあるかごの中に入れるなど様々です。
どのようにしてゴミ出しを行うのか、しっかりと確認しておきましょう。
ただ、ゴミの分別などについては自治体によって違いますがスプレー缶の出し方は共通点があります。
それは、中身をちゃんと使い切った状態でゴミに出すという事です。
スプレーの中身によって、残っている中身の出し方は違ってきますが中身が残った状態で捨てるのはNGなので気を付けてくださいね。
そして、ホームセンターなどでスプレー缶に穴をあける器具が売られています。
これで穴をあけてからスプレー缶を出す・・・というのがルールだと思い込んでいる人も多いかもしれません。
実はこれ、禁止している自治体も増えてきているんです。
この穴あけを室内で行ってしまい、火災や爆発事故が起こってしまう、中身が噴出してしまい目に入るなどの事故が起こったことが原因です。
2009年からは、環境省から自治体に穴あけをしない方が良いといった事を伝えており、穴あけを禁止とする自治体が増えてきているんです。
穴をあける前に住んでいる地域のルールをしっかりと確認するようにしましょう!
まとめ
スプレー缶は、他の空き缶類のように中身を洗って資源ごみで出す・・・というわけにはいかず、少し面倒だなと感じてしまうかもしれません。
ただ、しっかりとルールを守らないで出すことで事故につながってしまうかもしれません。
中身を使い切るという事はしっかりと守り、分別や捨て方は自治体のルールを確認したうえで捨てるようにしましょう。