黒部ダムは3000m級の山々が連なる富山県立山町にあります。
長野県との県境近くで、立山黒部アルペンルートにあります。
真夏でも涼しく、夏の避暑地として人気があるんですよ。
黒部ダムの見どころ
なんといっても、「観光放水」ではないでしょうか。
毎秒１０トンともいわれる水が揃いしぶきをあげて勢いよく飛び出す様子は
見るものを釘づけにします。
天候によっては、たくさんの虹をみることができ、思わずカメラを構えます。
この観光放水を見ることができるのは１か所ではありません。
展望台のほかにも、ダムの上や近くからも見ることが出来ます。
いろいろなところからダムを堪能すると違ったように感じることができます。
黒部ダムの主な写真スポット
ダム展望台
こちらでは、ダムと北アルプスの山々が一望できます。
ダムの様子は小さいですが、アルプスの山にまだ残る雪をみたり
ダムから続く川をみることができます。
駅に着くと２つに道がわかれていますが、先に展望台にくることをおすすめします。
遠くからだんだん近づくダムを堪能することが出来ます。
黒部ダム駅から地中階段２２０段を上るコースと、野外階段を上るコースがあります。
野外階段を上りながら場所によって変化する風景を楽しむことができます。
途中に展示されているコンクリートを運んだバケットや滑車を見ることができ、
ダムを完成させるまでの苦労を知ることが出来ます。
地中海段はひんやりしていて、快適に登ることが出来ました。
展望台には、写真を撮ってくれるスタッフさんがいたり
お土産などを売る小さな売店もありました。
売店のそばには、湧水があって誰でも飲むことが出来ます。
頑張って登った後の湧水は冷たくてとてもおいしかったです。
放水観覧ステージ
先ほど紹介した展望台は階段なので、登るのも苦労します。
車イスやベビーカーでも、
バリアフリー通路先の展望スペースから
大迫力の観光放水を見ることが出来ます。
展望台より、すこし近づき音も聞こえます。
人とダムの水を一緒に撮る記念撮影には１番のスポットといえるでしょう。
新展望広場
放水観覧ステージ下の階段を下っていくとあります。
新展望広場からは観光放水を目の前で見ることができます。
大きな音とともに飲み込まれてしまうのではないかと
心配になります。
ここには、黒部ダムを作るまでの軌跡がパネルや模型などが展示されています。
実際のものもあってリアリティーがありました。
部屋のようになっているので、ここで勉強がてら、
休憩するのもいいかもしれませんね。
レインボーテラス
新展望広場の下に新しくできたのがレインボーテラスです。
観光放水をより目の前に、風が吹くと放水のミストを感じることが出来ます。
あまり広くありませんが、人も多くないのでゆったりとしています。
間近でダムを感じられます。
ダム堰堤
ダムの堰堤をのんびり歩くことができます。
先の紹介した景色とはまた違う一面を見ることが出来ます。
なかなか距離がありますが、
端からダムを見ると足がすくんでしまうほどの迫力がありますので
何度見ても飽きません。
黒部ダム観光放水の時期と時間
６月２６日から７月３１日 6：00 ～ 17：30
８月１日から９月１０日 6：30 ～ 17：00
９月１１日から１０月１５日 7：00 ～ 16：30
天候によって中止がありますので、確認してくださいね。
黒部ダムのグルメ
「ダムカレー」というカレーを聞いたことがありませんか？
カレーのルーを水に見立て、ご飯でせき止めるのです。
黒部ダムカレーもその様をしています。
カレーは少々辛めでおいしかったです。
このダムカレーは、２か所で食べられることをほとんどの方が知りません。
ダムの近くにあるレストランでは休日だと１時間ほどの待ち時間が必要です。
しかし、バスに乗る前にあるレストランでも食べることが出来ます。
ここでは、ほとんど待ち時間がありません。
同じカレーなので絶対ここで食べるのがおすすめ。
ダムの思いで話をしながら、カレーを食べてみてはいかがでしょうか。
黒部ダムアクセス方法
１ 長野県の大町から入る方法
長野県の大町から入る方法
車なら直接「扇沢駅」までむかいましょう。
駐車場は無料、有料が各２００台ほどあります。
電車ならJR信濃大町駅が最寄りです。
そこから路線バスかタクシーで向かいます。
高速バスの終着駅でもあるので、そちらを利用してもいいですね。
２ 富山県の立山から入る方法
立山駅から立山黒部アルペンルートの各種乗り物を乗り継ぐ
扇沢駅からは、
電気で走る「電気バス」に乗って全長6.1kmのトンネルを通ります。
黒部ダム建設で最も困難を極め、
7か月もの苦闘の末に突破した「大破砕帯」をはじめ、
アナウンスやテレビで黒部ダムについて知ることが出来ます。
まとめ
観光放水は圧巻の迫力です。
何本もかかる虹を見たり、遠くに見える山々を眺めたりと
大自然を満喫できるでしょう。
また、黒部ダムができるまでの歴史や苦労を知ると
ますますダムが大きく見えました。
