牡蠣にあたる原因って何?食中毒の症状や頭痛について解説!

生活
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冬に食べ頃を迎える美味しい牡蠣。

プリッとした肉厚の牡蠣は

美味しくてたまりませんよね。

でも、気を付けたいのが牡蠣の食中毒。

一度牡蠣の食中毒を経験すると、

しばらくの間は食べられない程辛いもの。

今回は、牡蠣の食中毒の原因や症状などを詳しく解説します。

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牡蠣にあたるとどんな症状が出るの?医師の診断や検査は必要?

 

牡蠣を食べて食中毒を起こすと、激しい下痢や嘔吐、腹痛、発熱

などといった症状が半日から2日程で現れます。

食中毒では頭痛を伴う場合があるのですが、牡蠣の場合はありません。

注意しなければならないことは、下痢や吐き気が急激に現れることです。

水分補給が出来にくいため、脱水症状の危険性もあります。

お年寄りや小さな子どもの場合は、嘔吐による窒息や誤嚥性肺炎の危険性も。

アレルギーの場合は、食後1~2時間後に食中毒と同じような症状に加え、

ノドのかゆみや蕁麻疹、発疹などの症状が現れます。

牡蠣は1日で約200リットルの海水を体内でろ過するのですが、

ろ過した海水の中に、ノロウイルスが潜んでいる場合があります。

下水にはノロウイルスが含まれているので、河口付近の牡蠣には

特に注意が必要です。

生食用の牡蠣として売られる場合、綺麗な海域で

取れたものか、水揚げ後にきちんと洗浄がされているかなど、数多くの

検査に合格したものだけがお店に並びます。

しかし、100%安全とは限りません。

加熱用の牡蠣も販売されていますが、

これを間違って生で食べてしまうと、

食中毒の危険性が一気に高まります。

冷蔵庫で生食用の牡蠣と加熱用の牡蠣が

ごっちゃにならないように十分注意をしてください。

もし、牡蠣であたってしまったら、体を安静にして水分を摂るようにしましょう。

寝る時は横向きにして嘔吐物がのどに詰まらないようにしてください。

吐き気は辛いと思いますが、自己判断で吐き気止めや下痢止めを服用するのは

おすすめできません。

薬を服用する場合は医療機関で相談するようにしてください。

症状は大体2~3日程度で収まりますが、改善しない場合は医療機関に相談しましょう。

牡蠣の食中毒には特効薬がないので、体を安静にして水分や無理のない食事を

摂ることが大事になってきます。

医療機関では点滴の中に吐き気を抑える薬を投与し、

打ってくれる場合もありますので、どうしても辛い場合は相談してみましょう。

ノロウイルスの検査には、抗原反応と遺伝子検査によるものがあります。

通常、病院では抗原反応のイムノクロマト法で検査をします。

短時間で検査が終了するメリットがあるものの、感度が低いため

ウイルスを見逃してしまうデメリットがあります。

一方、遺伝子検査は感度が高く、ウイルスを見つける力が強いです。

ただ、検査費用が高いことや時間がかかること、保険が適用されないなどの

デメリットがあるのでなかなか手軽に検査ができません。

 

牡蠣にあたると症状が人に移るって本当?二次災害を防ぐためには?

牡蠣の食中毒で気を付けることは、ノロウイルスが含まれた

嘔吐物などに直接手で触れたりしないことです。

ノロウイルスは、爪の間や皮膚の傷口などから簡単に入り込み、

体内に侵入してしまいます。

二次災害を防ぐために、家族や周りの人はマスクを着用したり

嘔吐物には直接手で触れないようにしましょう。

牡蠣の食中毒では、嘔吐や下痢の症状が急激なので、間に合わずに

洋服や床などが汚れてしまう場合があります。

こういった時に慌ててしまう場合もあるかと思いますが、

ビニール手袋やマスクの着用を忘れないようにしてください。

拭き取り掃除をする時にマスクを着用しておけば、嘔吐物から

発生する飛沫が体内に入るのを防止することができます。

手洗いやうがいをしっかりするようにして、二次災害から

身を守るように工夫をしてください。

 

まとめ

牡蠣を美味しく味わうためには、牡蠣の性質や環境面などの

正しい知識を身に付けておくことが重要です。

万一、牡蠣にあたってしまっても、慌てずに正しい処置を行い

二次災害を防ぐようにしましょう。

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