こんにちは。今日は徳島県にある「偽物しかない美術館」である
大塚国際美術館について見どころをお伝えしたいと思います。
大塚国際美術館とは
徳島県の北東端、「鳴門のうず潮」で有名な鳴門市にあります。
鳴門市のなかでも北東端、大鳴門橋を渡ってすぐに「大塚国際美術館」はあります。
海の近くにあるので一帯はまるでリゾートのような感じでした。
海ではこの季節、サーフィンを楽しむ方が多くいらっしゃいました。
こちらの美術館は地下3階から地上2階まであります。
鑑賞ルートは約4㎞という日本最大級の常設展示スペースを持つ美術館で
１日では、到底回り切れない広さです。
山の斜面を利用して建てられた建物なので、
外からいると一見そんなに大きく見えませんでした。
山の中に埋まっているような自然と一体化した不思議な印象を持ちます。
こちらの美術館の売りは展示してある絵がすべて偽物だということです。
「偽物、偽物」と一見諦めているような印象を与えますが
偽物だからこそできることがたくさんあります。
１ 写真が撮れる
撮り放題です。最近ではインスタ映えを意識した写真の撮り方を
ガイドさんが教えてくれます。額縁に合わせて撮るもよし
角度をつけて撮るもよし、アップにして撮るのもいいですね。
２ 触れる
絵画によっては、柵がしてあって触ることが出来ないものも
ありますが、ほとんどの作品に触れることが出来ます。
偽物だし、触っても…。とお思いのあなた‼‼
なんとこちらの美術館に展示してある作品のほとんどが
凹凸まで再現されているというのです。
油絵の具のなぞった後やガラスの破片の角、コンクリートの壁まで
忠実に再現されてるそうなので、べたべた触りましょう。
本物を展示している現地では、なかなかできない体験の１つだと
思います。
３ 近づける
現地ではすごく遠くでしか見られない作品に触ることが出来るのは
こちらの美術館だけではないでしょうか。
聖堂などでは中に入ることもでき、現地では見ることが出来ない
部分をみることができたり、椅子に腰かけることもできます。
４ 待たない
例えば、フランスのルーブル美術館へモナリザを見に行ったとしましょう。
チケットを買うのに並び、お目当てのモナリザの前にはなくならない人だかりが。
もちろん、最前列に行くことも可能でしょうが、
１日あってやっとみられると聞いたことがあります。
一方、こちらの美術館に行けばすぐに見られます。
モナリザやムンクの叫びなど、有名な作品は多少人が多いですが
なんといっても、有名な作品ばかりなので
人があまり固まっていません。
５ １度にみられる
現地に行って、各々の空期間を味わったり
その文化や歴史などを知りながら１つの絵に絞るのも
楽しいと思いますが、
筆者は美術に詳しくないので１つの美術館でたくさんの作品に
出会えることは大きなメリットでした。
知らなかった作品にも触れ新しい知識も増えました。
大塚国際美術館の見どころ
絵画にとどまらず、多くの聖堂の再現されています。
「聖ニコラオス・オルファノス聖堂」のように、
空間がまるごと再現されている作品も多くあります。
まるで現地に訪れたかのような気持ちになります。
そして、中に入るとその緻密さに驚きます。
こちらでは月に２回、結婚式を挙げることが出来るようです。
私が行った日も結婚式が行われていて一時入ることができませんでした。
そして挙式の後に退場する姿をみることができ幸せな気持ちになりました。
大塚国際美術館のガイドを利用しよう
美術館内には美術館を楽しむためのものがいくつか
用意されています。
１ 音声ガイド
２ ガイドツアー
１ 音声ガイド
１つ５００円で音声ガイドの機会とヘッドホンを
借りることが出来ます。
１００以上の作品の解説が自分のタイミングで何度でも
聞けるので、大変便利だと思います。
言語も選ぶことが出来たました。
タッチペンで操作するので荷物にもなりません。
我が家子どもがいたので、ゆっくりガイドツアーに参加できないかも
と思って借りましたが、ツアーで聞くことが出来なかった時代や
ツアーで紹介されなかった作品の紹介もあって
楽しむことが出来ました。
２ ガイドツアー
定時開催で、無料のガイドツアーを行っています。
時間は１時間から２時間程度で、２時間のものには途中で休憩があります。
こちらの美術館では約７０名のガイドさんがいらっしゃり
あちらこちらで話を聞くことが出来ます。
途中で参加したり、抜けたりもできる気軽さがよかったです。
また、美術に詳しい方ばかりなので
話も面白いし、現地で見てきたものとの比較なんかも聞くことが出来ました。
音声ガイドに比べて、話がゆっくりで、噛み砕いてあるので
とてもわかりやすかったです。
大塚国際美術館_まとめ
大塚国際美術館の魅力が伝わり、足を運ぼうと思っていただけるとうれしいです。
【大塚国際美術館】
住所
徳島県鳴門市鳴門町 鳴門公園内
開館時間
9:30～17:00（入館券の販売は～16:00）
休館日
月曜（祝日の場合は翌日）※8月は無休。1月は正月明けに連続休館あり。その他特別休日あり
入館料・3240円（大学生2160円、小中高生540円）
Web・http://o-museum.or.jp
