牡蠣は「海のミルク」と呼ばれる牡蠣は栄養満点でとても美味しい海の幸です。
美味しくてついつい食べ過ぎてしまう人も多いではないでしょうか?
美味しい牡蠣ですが食べ過ぎには要注意です!
火を通していない生の牡蠣を食べると食あたりをすることがあります。
そこで今回は牡蠣にあたると表れる症状と治療法をご紹介します。
牡蠣にあたっているかも?牡蠣にあたると表れる症状例と軽い症状例
一般的な症状としては、嘔吐、下痢、発熱、腹痛などです。
注意点としては吐き気が絶え間なく襲ってくることです。
突然なのでトイレにいく余裕もなく、着ている服や床などに吐いてしまうことになります。
その場合、汚染が拡大し看病してくれるご家族にも感染を拡大させてしまう原因となります。
牡蠣にあたるといっても、じつはその原因は様々です。
そのなかでも主な原因といわれるものが以下の通りです。
・ノロウィルス・腸炎ビブリオ
・貝毒
・アレルギー
牡蠣にあたる人のなかでもっとも多いのが、ノロウィルスと言われています。
ノロウイルスは感染してから症状が現れるまでの時間、
いわゆる潜伏期間はおよそ24~48時間と言われています。
軽い症状としては、下痢や嘔吐を伴わない腹痛や吐き気などになります。
また牡蠣を食べると毎回あたるという人はアレルギーの可能性があるかもしれません。
そういった方は、一度医師の診察を受けることをおすすめします。
牡蠣にあたるとどうすればいい?症状と治療法について
先ほどもご紹介しましたが、一般的な症状は嘔吐、下痢、発熱、腹痛などです。
嘔吐、下痢に併せて激しい腹痛などの症状があった場合は十分に休養し、
出来るだけ早く医師の診察を受診する必要があります。
発症するとひどい症状は1日~2日程度続きます。
本調子に戻るまでは1週間弱かかることが一般的です。
次は具体的な治療法と自宅で出来るセルフケアについてご紹介します。
病院で行う治療法について
病院では基本的な症状について問診します。
例えば、嘔吐や下痢があるのかなどです。
その回数や頻度、水分摂取は可能か、既往歴など、思い当たる原因はあるかどうかなど、
周りに同様の症状の人はいないかなども聞かれると思います。
ノロウイルスなどのウイルス性胃腸炎には薬はないので、対症療法がメインとなります。
具体的には胃薬や整腸剤などを処方します。
脱水の症状が強く、水分の経口摂取が困難な場合は点滴を行うこともあります。
一般的に止痢薬(下痢止め)は処方しないことが多いです。
下痢を止めることによってウイルスが体内にとどまり症状が悪くなる可能性があるためです。
セルフケアについて
体調が本調子になるまでは、基本的に生食は避け、よく加熱した食べ物を食べるように心がけましょう。
おかゆや雑炊やおじやなど、消化に良く温かい食べ物がおすすめです。
バナナやりんごなどの栄養価の高いフルーツを食べるのもおすすです。
また、下痢や嘔吐は水分を大量に失うので脱水の可能性が高くなります。
可能な限り、水分補給はこまめに行うようにしましょう。
水分と塩分を一緒に摂取出来る、経口補水液がおすすめです。
経口補水液は薬剤師もしくは、登録販売者の居るドラッグストアや薬局で購入することが出来ます。
風邪や発熱の時にも使える経口補水液は常に1本は常備することをおすすめします!
また市販薬は服用しないようにしましょう。
先ほどご紹介した様に、下痢止めはウイルスを体内に留めてしまい症状が長引く可能性があります。
ですので、病名がはっきりしていない内は自己判断で服薬するのは避けましょう。
まとめ
牡蠣は美味しい食べ物ですが、食べ過ぎには注意が必要です。
牡蠣にあたったかな?という場合は、出来るだけ早く医療機関を受診することをおすすめします。