干し柿の作り方を紹介します!焼酎を使うのはどうして?

生活
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秋の味覚の柿って甘くてとても美味しいですよね!

ただ、柿は甘いものだけではなく渋柿もありますよね。この渋柿、このままでは
美味しく食べることはできません。
この渋柿の渋みの原因は、タンニンという成分なんです。
このタンニンって、高血圧に効果がある!二日酔いにも効果がある!なんて
言われることもあり身体にいいんじゃないの?と思うかもしれません。

ただ、このタンニンは苦みや渋みがとても強い成分なんですね。
しっかりと熟した柿は、このタンニンが口の中で溶けだすことがないので甘みが
つよいんですが渋柿はタンニンが溶けだしてしまい、にがみや渋みを感じて
しまうんです。

そして、この渋柿を甘くて美味しく食べる方法として干し柿があるんです!
柿を干すことで、タンニンが溶けださなくなるんですよ。
昔の人は、この成分を研究したわけでもないのに甘くする方法を発見した・・・
すごいですよね!

そして、この干し柿を作る時に焼酎につけてから干すという方法があるんですが
なぜ焼酎に漬けるのかというと、カビ防止のためなんです!
アルコール濃度の高い焼酎には、殺菌作用があり皮をむいた柿に焼酎を
吹き付けてから干すとカビが生えにくくなるんですよ。

では、干し柿ってどうやって作るものなんでしょうか?
そして、干し柿についている白い粉の正体とは?!

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干し柿の作り方が知りたい!干し柿についている白い粉って一体何?

干し柿って、表面に白い粉のようなものがついていますよね。
これってまさかカビ?!なんてびっくりしたことがある人もいるかも
しれないんですが、もちろんカビではありません!

これは、柿の糖分が結晶化したものなんです。
そして、名前もついており柿霜という名前がついています。

干し柿は、乾燥しており気温の低い時期に作るものです。
これ以外の時期に作れないというわけではないんですが、湿度が高かったり
気温が高いとカビが発生してしまう可能性が高くなってしまったり、
うまく干すことができず甘い干し柿にならないということがあります。
そのため、干し柿は11月中旬ごろから作られるんですよ。

そして、この干して乾燥させている時に柿に含まれている糖分が表面に浮き出て
切るんですが、この浮き出てきた糖分が乾燥して白い粉となるんですよ。

実は、この白い粉を吹かせるのはとても難しいことなんだそうです。

干し柿は、この白い粉がついている方が甘そうで美味しいんですが干すだけで
この白い粉を吹かせることは難しいんだそうです。

この干し柿の白い粉を吹かせるコツは、干してある程度水分が飛んでから表面を
たわしでこする、ガーゼで包んでから柿同士をこすり合わせるなどすると
白い粉が吹きやすくなるんだそうですよ。


ただ、白い粉がカビではない!とはいっても、実際にカビが生えた時に
見分けることができないのでは、と心配になるかもしれません。

カビは、水分が多い状態のときに発生しやすいもので乾燥の途中で発生することが
ほとんどです。
一方で、柿霜は干しあがった後につくものなので時期によって見分けることが
できますよ。

干し柿の作り方のオススメはこちら!カビ防止も重要です!

干し柿を作る時には、気温が10度以下の日で天気のいい日が1週間以上続く
予報のときに作るとうまく乾燥させることができます。

準備するもの
・渋柿
・ひも
・ハンガー

1.柿のヘタが取れてしまわないように注意しながら、柿の皮をむく
2.柿のヘタを紐で結び付けていく。取れないように注意!
3.霧吹きに焼酎をいれて、柿に吹き付ける
4.柿同士がくっついてしまわないように、ハンガーに紐を括り付けて風通しの
いいところに干しておく
5.夜は室内に入れるようにする。夜に外に出しておくと夜露がついてしまうことが
あり失敗してしまいます。
室内に入れるときには、台所や玄関など気温の低いところに干しておく

6.1週間ほどたったら、指で軽くもむ
7.3~4日後にもう一度、柿を指で軽くもむ
8.2週間~3週間ほど干したら完成!

雨が降りそうな日は、室内にいれるようにします。
干すときに柿同士がくっついていると、上手く行かなくなってしまうので離して
干すようにします。

まとめ

干し柿を作ったことが無い!という人も、今年はチャレンジしてみては
いかがでしょうか?
気温や天気に気をつけつつ干しておくことで渋柿が、甘くておいしい干し柿に
なりますよ。

カビ対策は、焼酎以外に熱湯消毒を行う方法もあります。
もし、焼酎が無いという場合にはグラグラと沸騰したお湯に5秒ほど漬ければ
カビ対策になりますよ!
ぜひ試してみてくださいね。

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