皆さん、同様の十五夜お月さんという歌は知っていますか?
1920年に野口雨情が発表した歌なんです。
100年近くも前に発表されただなんて驚きですよね!
これだけ長い間歌われているというのも凄いことです。
この歌は、題名の通り十五夜の時期になると耳にすることが多いんですが
実はこの歌にはある意味が込められているんですよ。
詳しく紹介いたします!
十五夜お月さんの意味って何?由来はどういったものなの?
日本にある動揺は、明るい意味を持つものと少し悲しい意味を持つものがあるんですね。
実は、この十五夜お月さんも歌詞にとても悲しい意味が込められている歌なんです。
十五夜お月さんの歌詞を、現代風に直すとこのようになるんです。
きれいなまん丸の十五夜お月さまをみていたら、朝から夜までずっと働いてて死んでしまったおばあちゃんのことを思い出しました。
きれいなまん丸の十五夜お月さまをみていたら、口減らしのため遠くの田舎にもらわれていってしまった妹のことを思い出しました。
きれいなまん丸の十五夜お月さまを見ていたら、しんでしまったお母さんにまた会いたくなりました。
このような意味があるんです。
口減らしというと、家が貧乏で経済的に厳しく食事などを与えることが難しく、それをしなくてもいいようにする。という意味なんですね。
この歌詞の中の主人公の家庭は、おばあちゃんも働きづめで亡くなっていることからもわかるように、毎日毎日必死で働いてもやっとの生活をしていたんでしょうね。
そして、お母さんも亡くなっている・・・
きれいなお月さまを見ながらも、寂しいな、お母さんに会いたいな、だなんて家族の事を思いながら過ごしていたんでしょうね。
今では、十五夜の時期になると子供たちが歌っている歌ですが、こんなにも胸が苦しくなるような歌だったんですね。
十五夜お月さんって一体何をすればいいの?
十五夜お月さんはこのような悲しい意味がありましたが・・・
そもそも十五夜に何をするのかを知っていますか?
十五夜の日には、お供え物をしてきれいなお月さまを眺めて過ごすというのが
最近の過ごし方です。
お供え物には、月見団子やススキ、この時期に収穫された作物をお供えします。
サトイモやブドウ、カキなどがありますよ。
元々は、貴族がお月さまをみて俳句を詠んだり、楽器を演奏してお酒を
飲んだりと宴が行われていました。
今では、お月さまを俳句を詠むという人がいてもごく一部になっているので、
月見団子を食べながらお月さまを見て楽しむという人が多いかと思います。
十五夜お月さんの意味_まとめ
何気なく歌っていた十五夜お月さんに、こんなにも悲しい意味が込められて
いただなんて驚きた人もいたかと思います。
悲しい歌だから、歌わないというのではなく意味を知ったからこそこの歌を
大切に子供たちにも伝えていけたらいいなと思います!
ぜひ、十五夜には頭の片隅にでもこの歌の事を思い出してみてくださいね。