絵馬は持ち帰りしてもいいもの?それともダメなもの?絵馬奉納について徹底解説!

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受験の合格祈願や就職、良縁や子供の成長等、それぞれの願い事を書いたり、
願いが成就したお礼に神社に奉納する絵馬(えま)。

皆さんも一度は書いたことがあるのではないでしょうか?

でも、そもそも絵巻とはなんなのでしょう。
また何故、絵に書いた「馬」なのでしょう。

実は馬は古来より、神様の乗り物であると考えられており、
「神は馬に乗って降臨する」と考えられていました。

そのため、歴代の天皇は祈願の際に、馬を神馬(しんめ)として神社に奉納していました。
京都の貴船神社は水の神様を祀っている事で知られていますが、
こちらでは雨ごいの祈願の時には黒い馬を、
反対に晴れの祈願の時には灰色または赤毛の馬をというように、
目的によって異なる毛色の馬が献上されたそうです。

しかし馬は高価な生き物ですし、簡単に買えるものでもありません。
また、神社もたくさんの神馬を管理するのは大変です。
そこで、時代と共に徐々に簡略化され、木彫りの馬像や板絵が
奉納されるようになっていきました。

神様の乗り物である聖なる馬。
この馬を奉納することで、人々はより強く願いを届けたいと思ったのでしょう。

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絵巻は持ち帰りしてもいい?バチが当たるって本当?

絵馬は本来、神社敷地内の絵馬を奉納する場所に結び付けて来るのが普通ですが、
お願い事の内容が上手く頭に浮かばない、絵馬の絵が綺麗など、
自宅に持ち帰ってしまったという方もいらっしゃるかと思います。

ちまたでは、絵馬を持ち帰るとバチが当たるよ?なんていう話もあるようですが、
実際本当にバチがあたるのでしょうか?

まずは正解を申し上げますが、バチは当たりません

自宅でゆっくり絵馬に書くお願い事の文言を考えてから書き入れて、
その後神社に奉納に行っても大丈夫です。

お願い事は書いたのだけれど、絵柄が気に入ってしまったので、
持ち帰って来てしまったという方は、自宅の神棚か
目線よりも上になる場所に置いておくのがいいでしょう。

ただ1年程経つと、御利益がなくなると言われていますので、
その位の時間が経ったら、勝手にゴミに捨てたりするような事はせず、
神社にお返しに行かれた方がいいでしょう。

古いお守りや御札など、神社でお焚き上げなどもしていますので、
感謝を込めてお返しなさるのが良いと思います。

絵馬は持ち帰ってもいい?ほんとのところはどうするのがいいの?

絵馬は奉納品だと言う事を忘れずに…。持ち帰らずに神社に奉納するのが最良です。

最初にご説明しましたように、絵馬は、馬を神様に奉納して、
私達の願いを神様にお届けする為の奉納品です。

ですから、できれば絵馬をお受けしたら、その場で願い事を書いて
絵馬を奉納して来るのが最良です。

日本では昔から「八百万(やおよろず)の神」と言うほど、
自然界・物や場所にそれぞれの神様が宿っているとされてきました。

つまり、八百万というように、神様というのは、一人の人物を指すのではなく、
ありとあらゆるところにおられるということになります。

ですから、お祀りしている神様も、神社によって動物であったり、
人物であったりと様々です。

学業、商売、恋愛などお祀りしている神様によって、
ご利益が違う場合もありますので、出来るだけ、
ご自分の願い事に合った神様にお願いするようにしましょう。

絵馬に願い事を書く際には、雨に濡れても消えないように
油性ペンで書く事をおすすめします。

願い事は、「~しますように」という書き方で、
神様にどこの誰からの願いかが分かるように
○○県○○市の誰というような書き方がいいでしょう。

最近は個人情報等の観点から、晒されるのに抵抗があるという方は
イニシャルでも大丈夫です。

どこの神社にも絵馬を奉納する場所がありますので、
願い事を書いたら絵馬を神社に奉納しましょう。

奉納する時には「願い事を書いた方が見えるようにしてかける」というのが
正しい奉納の仕方です。

他の方の絵馬と重なるようにかけても大丈夫ですので、
邪魔だからといって他の方の絵馬を外したり、
場所を変えたりなどはしないようにしましょう。

また、絵馬はできるだけ自分の目線より高い位置にかけるのが良いようです。
常に「神様に奉納する」という気持ちを忘れずに…。

まとめ

絵馬は、より強く神様にお願いするための一つの手段とも言えます。
神様に奉納し、お願いするのですから、神社でのマナーも大変重要かと思います。

マナーを守り、心を込めてお参りすれば、神様も願いを叶えて下さるかもしれませんね。

 

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