車で走行中の映像や音声を記録するのがドライブレコーダーですが、あなたは正しい取付位置をしっかりと守っているでしょうか。
ドライブレコーダーの取付位置は道路運送車両法の保安基準で定められているので、取付位置を守らないと車検が通らず、場合によっては不正改造車として通報される可能性もあります。
今回は、ドライブレコーダーの正しい取付位置を解説します。
また、取付位置を守らなかった場合の罰則についても併せて解説します。
ドライブレコーダーを吸盤で正しく付ける!正しい取付位置を解説!
ドライブレコーダーは誰でも簡単に取り付けられるので需要が高いのですが、正しい取付位置を知らない人や、守っていない人が意外と多くいます。
まず、ドライブレコーダーの取付位置は道路運送車両法の保安基準第39条で、ガラス開口部の実長の20％以内の範囲、もしくは車室内後写鏡により遮へいされる前面ガラスの範囲に取り付けなければならないと規定されています。
簡単に言ってしまえば、ルームミラーの裏側に付ければ大丈夫ということです。
ルームミラーの高さを基準として、車検ステッカーに重ならないようにすること、ルームミラーを動かすときにドライブレコーダーが干渉しないように取り付けましょう。
ドライブレコーダーには付属品として吸盤や器具、専用のテープなどが入っているので、それらを使ってしっかりと固定して取り付けるようにしてください。
ドライブレコーダーを吸盤で取り付ける場合は、定期的に吸盤の粘着力を確認して、車の運転中に落ちて外れてしまわないようにメンテナンスをするようにしてください。
ドライブレコーダーは吸盤を使うと簡単に取り付けられて便利なのですが、運転中の強い衝撃で外れて落ちてしまうことがよくあるので注意しましょう。
ドライブレコーダーの取付位置で不安な人は、カー用品店や自動車ディーラーなどでも取り付けてくれるので、お願いしてみるのもよいでしょう。
取付費用はお店によって異なりますが、カー用品店で購入して取り付けてもらう場合は5,000～7,000円程度かかります。
通販や他の店で買ったドライブレコーダーを持ち込んで取り付けてもらう場合は10,000円以上かかることがあり、持ち込み不可の場合もあります。
ドライブレコーダーの取り付け自体は、フロントガラスに固定して電源ケーブルをシガーソケットに挿すだけなので簡単です。
ドライブレコーダーを吸盤で付ける位置で違反?フロントガラスの取付位置!
ドライブレコーダーを吸盤で付ける時の正しい位置は、ガラス開口部の実長の20％以内の範囲、もしくは車室内後写鏡により遮へいされる前面ガラスの範囲です。
では、ドライブレコーダーの取付位置を守らなかった場合にはどのような罰則があるのでしょうか。
まず、ドライブレコーダーを正しくない位置に取り付けて車を運転した場合には、違反点数や罰則金自体は発生しません。
でも、ドライブレコーダーを間違った位置に取り付けた状態で車を運転していると、おまわりさんから注意を受ける可能性があります。
おまわりさんに見つかると「不正改造車」というシールが貼られてしまい、整備命令が下される可能性があります。
さらに、整備命令を無視し続けた場合、道路運送車両法で6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金となります。
また、車で街中を運転している時に、歩行者から「不正改造車が走っている」と通報されてしまう可能性もあるので、必ず正しい取付位置を守るようにしましょう。
まとめ
ドライブレコーダーを取り付けることで、安全が確保できるようになりますが、正しい取付位置を守らないと逆効果となってしまうので注意が必要です。
折角苦労してドライブレコーダーを取り付けたのに、不正改造車だと注意を受けてしまうのは避けたいところですよね。
ドライブレコーダーは正しい位置に取り付けて、安全運転をするように心がけてください。
