お弁当の粗熱をとる方法!どのくらいとるのが正しいの?

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お弁当は粗熱をとってから蓋をするってよく聞きますよね。

でもそもそも粗熱をとるってどういうことなのか?
だいたいどのくらいとればいいのか?

具体的にどうすればいいのかご存知でない方もたくさんいらっしゃると思います。

せっかくつくったお弁当を美味しく食べる、または食べてもらうためにも、
正しい粗熱をとる方法を一緒に学んでいきましょう。

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そもそも粗熱をとるとは?

日常でよく耳にする「粗熱」という言葉ですが、
粗熱をとるとは、どのようなことなのか皆さんご存知ですか?

「粗熱をとる」とは、加熱を行った食材や料理を
アツアツの状態から手で触れるくらいまでに冷ますことです。

完全に冷ますということではなく、
湯気や熱さがある程度おさまるまで置くということになります。

食材や料理によってもその温度は異なりますが、
一般的には60度くらいが目安となってきます。

「粗熱」ではなく、「荒熱」と記載される場合もありますが、
いずれの場合も意味は同じになります。

「粗」という漢字はおおまかであるという意味を持ち、
粗熱をとるというのはほどほどの温度になるまで熱をとる
という意味になります。

漢字の意味まで考えると、なるほど~と思いますよね。

お弁当の蓋をする前に、粗熱はなぜとらないといけないの?

粗熱をとる理由は、お弁当の中身が腐るのを防ぐためです。

粗熱をとらずにお弁当の蓋をしてしまうとどうなりますか?

熱いまま蓋をしてしまうことで蓋の内側に付いた蒸気が水滴となり
ごはんもおかずも水滴が垂れてべちゃべちゃになってしまいます。

また、あたたかい温度と蒸気による水分、
これによってお弁当を腐らせる菌の活動が活発になります。

お弁当を開けたら中身が腐っていた・・・
なんて悲しいことにならないように、
粗熱はきちんととってから蓋をするようにしましょう。

粗熱をとる方法とは?

そのまま粗熱がとれるまで放置しておくのがいちばん簡単ですが、
朝お弁当をつくっている方だと急いでいてなかなか時間がとれないですよね。

また、放置しすぎてごはんが固くボソボソしてしまったという経験がある方もいらっしゃるかと思います。

私は朝は少しでも長く寝ていたいので、
夕飯の準備の時に翌日のお弁当もつくってしまいます。

そのため、うっかり放置しすぎてお弁当を食べる時にごはんが固い・・・
という経験をしたことが何度もあります。

そんな方々にオススメなのが次の方法になります。

キッチンペーパーをお弁当の上に軽くかぶせておくだけ
蒸気と余分な水分をしっかり吸収してくれます。
とても簡単な方法ですよね。

また、保冷剤の上にお弁当箱を乗せておくことも有効です。
どうしてもお弁当箱の底のほうに熱がこもりがちになるので
下から冷ますことは理にかなっています。

保冷剤がない場合は、
お弁当箱とテーブルの間に隙間をつくることで効率よく冷ますことができます。
お弁当箱を台などの上に乗せて熱を逃がすことによって
ただそのままテーブルに置いておくよりも早く冷ますことできます。

粗熱をとらずにお弁当箱を冷蔵庫に入れるのはNG?

急いでいる時は手っ取り早く冷蔵庫に入れて冷ましてしまいたいですよね。
しかし、まだ熱いお弁当箱を冷蔵庫に入れてしまうのはNGです。

お弁当箱の中身がすべて温かいものとは限りません。
夕飯の残り物や、自然解凍OKの冷凍食品など
冷たい食べ物を入れることもあるかと思います。

そうするとお弁当の中身で温度差ができてしまい
お弁当箱の中で結露が発生して菌が増殖する原因となってしまいます。

また、温かいお弁当箱を冷蔵庫に入れることで
冷蔵庫内の他の食べ物が傷んでしまう可能性もあります。
必ず粗熱をとってから冷蔵庫に入れるようにしましょう。

お弁当の粗熱をとる方法_まとめ

せっかくつくったお弁当ですので
食べる時には安全に美味しく食べたいですよね。

自分も、家族も安心してお弁当を食べられるように
「粗熱をとる」ということをきちんと理解して
毎日のお弁当づくりに役立ててください。

 

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